会社情報 サブミクロン精度の金型を生み出す サイベックの地下工場

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プレス品質は金型品質で決まる―――。
その金型品質を極限まで追求すると、必ず行き着くのが「加工環境」です。

わずかな温度変動や振動が、ミクロン単位の誤差となって金型に現れる。
だからこそサイベックは、金型製造の中核工程を地下11mの地下工場に集約しました。

なぜ加工環境が金型精度を左右するのか

金型づくりは、様々な技術要素が複合的にかかわる精密な工程です。
わずかな環境変動でも、仕上がりに誤差が現れます。

  • 温度:熱膨張による寸法変化にミクロン単位で影響
  • 振動:微小な振動でも刃先の走りや面品位に影響
  • 湿度・粉塵:仕上げ面・刃先摩耗・再現性に波及

だからこそ、環境を制御できる工場設計が、超精密加工の前提条件となります。

地下空間を選んだ理由

地上に比べ、地下は温度変動が少なく、外乱振動が伝わりにくい特性を持ちます。
サイベックはこの特性を活かし、金型製造の中核工程を地下工場に集約し、金型部品の精度と再現性を高めています。

地下空間だからできること

  • 季節や時間帯による温度ドリフトの低減
  • 建屋や交通など外乱由来の微小振動の影響を低減
  • 空調管理に適した閉鎖性

サブミクロン加工を支える加工環境

温度管理

地下工場は、室温を常に23±0.3℃で管理しています。これにより、金属の熱膨張や熱収縮を最小限に抑え、仕上げ寸法の日内・日間安定を実現しています。

地下工場の図

防振・フロア剛性

地下という地盤の安定性に加え、基礎に特殊な防振材を設置することにより、外乱振動を大幅に抑制しています。
さらに、金型加工機自体の振動低減のため、機械の基礎部分に特殊なゴム材を採用し、地上に比べ10分の1まで振動抑制を実現。研削やマシニングの仕上げ面品位の向上に成功しました。

振動地を1/10に抑えることを実現したことを説明する図

空調管理

加工エリアの空調は、24時間監視・管理しています。また、仕上げ工程に適した空調ゾーニングで、微細形状精度・鏡面仕上げの品位を維持しています。

図のように、外気を直接外調機へ取り込むのではなく、地熱を利用して外気を周回させてから外調機へ流入させています。
また、外調機も地下に設置することで安定した空調管理を、環境に優しい方法で行っています。

高精度工作機械×技術者の加工技術力

超精密加工は、環境だけでも、設備だけでも成立しません。

サイベックの強みは、技術者が高精度工作機械の性能を最大限引き出すこと。

カタログ値を超える精度を狙う
加工条件

熱変位・砥石摩耗・工具剛性を見越した補正ロジック

機械を大切に、綺麗に扱う
意識の伝統

この「設備×人」の掛け算で、カタログスペック以上の精度を引き出します。

地下工場から生まれる成果(効果・実績)

量産品質バラツキの低減

バリ・面品位の改善

金型寿命の向上

微細形状・複合形状の再現性

よくあるご質問

なぜ地下に工場を置くのですか?

温度変動や外乱振動の影響を抑え、精密加工の再現性を高めるためです。
特に仕上げ工程の面品位・寸法安定に効果があります。

金型は測定していますか?

地下工場に金型部品用の測定室があり、そこで測定しています。
金型部品に求めるスペックに応じ、適宜測定を実施します。

測定機は、こちらの設備一覧ページをご参照ください。

高精度部品の実現性を相談する