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「基本の徹底」で不可能を可能に -サイベックの板鍛造とは-

鉄を柔らかいものだと思え
この言葉は、サイベックの創業者が社員に向けて言った言葉です。「鉄を柔らかいものだと思って、自由で大胆な発想で開発しなさい」という言葉のもとに、これまで柔軟な発想で過酷な加工条件の部品もプレス加工で実現してきました。
このページでは、サイベックのコア技術である冷間鍛造順送プレス加工 通称“CFP加工”について深堀していきます。
板鍛造加工の“パイオニア”
「板鍛造」という言葉、一般的になってきていますが、実はサイベックが板鍛造加工のパイオニアです!
元々、弊社創業者が 冷間鍛造 と 順送プレス加工 を合わせた「冷間鍛造順送プレス加工」という技術をゼロから確立し、それが後に「板鍛造」と名前を変えて広まっていきました。右の動画のように、順送プレス加工でありながら、その複数工程の中で鍛造加工を行います。冷間鍛造で作れる様々な形状を、順送プレスの生産性で製造することができる、まさに、良いとこどりの革新的なプレス工法です。
サイベックはより高いレベルの技術を提供
一見プレスではできない複雑形状を、より高い精度・品質で実現できる点で、より満足度の高い技術提案ができます。さらにそれを安定的に大量生産できる、という高い生産力も自慢です。

サイベックのどこが他社と違うのか?
プレス化実現のための工法提案
これまでプレス加工では対応できなかった分野をプレス化するために、工法提案をさせていただいています。製品として必要な機能を維持しつつ、プレス加工で成形可能な形状をご提案することで これまでも様々なお客様にコストダウンをご提供してきました。


板鍛造 3つの特徴
一般的に切削加工品は精度は高い分コストが高く大量生産には向きません。サイベックではプレス加工を追求し、切削品に近づける高精度なプレス加工を目指し、これまで様々な部品で工法転換を実現してきました。
ここからは、板鍛造の3つの特徴と共にサイベックの強みをご紹介していきます。
1. 板から
「板」材料からつくる、というのが1つ目の特徴です。
写真のように「コイル材」と呼ばれる市場流動性が高く、入手しやすい材料を使用しますので、大量生産にうってつけです。
保有するプレス機に取り付けられる幅・厚さの仕様でしたら加工対応可能です。
対応可能な材料仕様
厚さ | 0.3mm~12.0mm |
幅 | ~600mm |

2.複雑形状を高精度に
サイベックの “冷間鍛造順送プレス” 、一般的な順送プレス加工と同じように複数工程をかけて一つの形状を成形していきます。ですが、冷間鍛造の要素が加わることでより複雑な、より高精度な部品を生産できるという点が大きな強みです。
サイベックで生産実績のある部品の具体例をご紹介します。

3. 試作~大量生産まで対応
これまでプレス加工でできなかった形状を実現していくにあたり、当然プレス加工で成形した部品が機能的に成立するかどうかを検証する必要があるかと思います。サイベックでは、図面検討~試作品製作~量産加工まで お客様と一緒に部品を開発いたします。
図面検討~試作品製作~量産加工フロー

高い生産能力
高精度・複雑形状を、安定的に大量生産できる!基本中の基本ではありますが、これまでにご紹介した難易度の高い部品も、しっかりと量産実績を積み重ねてきました。
量産実績
\ 月産100,000個 /

\ 月産150,000個 /

\ 月産800,000個 /

\ 月産300,000個 /

\ 月産100,000個 /

プレス加工に関するお悩みや、ご質問、どんな些細なことでも大歓迎です!
- 切削加工品 コストダウンしたい
- 困ってる部品 プレス化できないかな
- 品質が安定しない 部品がある
- 生産数が増えそうだからプレス化したい